領域協賛で「第32回日本MRS年次大会・シンポジウムK」を開催しました(12/6〜7)

令和4年12月6日と7日の2日間にわたり、横浜の産業貿易センタービルにて、第32回MRS年次大会のセッションK「先導的スマートインターフェースの確立」(代表チェア 藤井秀司先生(大阪工大))を、物質共生の共催で行いました。

本セッションは、ソフトマターの界面を精緻に制御したスマートインターフェースの作製とその特性解析、機能材料開発による新たな融合学術領域の創成を目指しています。
発表は基調講演1件、招待講演4件、一般口頭発表17件、ポスター45件の合計67件で、2日間にわたり開催されました。

初日は、東京理科大学 酒井 秀樹 先生による招待講演「界面物性のスイッチングが可能な新規刺激応答性界面活性剤の開発」、九州大学 高原 淳 先生による基調講演「高分子固体の環境劣化と表面化学」、大阪公立大学 佐藤 絵理子 先生による招待講演「界面剥離により解体可能な硬化型易解体性接着材料」がありました。
夕方からポスター発表が行われ、活発な議論が行われました。

2日目は、神戸大学 南 秀人 先生による招待講演「分散安定剤の水素結合を利用した円盤状粒子のコロイド構造体」、九州大学 星野 友 先生による招待講演「配列特異的なペプチド認識のための均一なモノマー配列を有するナノ粒子の開発」が行われ、活発な議論が行われました。

シンポジウムは口頭(オンサイトとオンライン)およびポスター形式で実施され、2日間を通して質の高い発表とディスカッションが行われました。研究者の分野横断的な学術交流が展開されるとともに、若い学生や研究者の研究成果発表の機会として大いに盛会となりました。