令和5年8月27日(日)、「遺伝子・デリバリー研究会 第21回夏期セミナー」を稲佐山観光ホテル(長崎)にて領域共催として開催いたしました。
冒頭に会長の小暮先生より健太朗先生(徳島大学)より会長講演がなされた後、招待講演として森健先生(九州大学・物質共生領域A03-1班代表)より「免疫を制御するナノメディスン」と題して、免疫制御マテリアル開発における最先端の研究成果についてご発表がなされました。さらに同じく招待講演として、水上修作先生(長崎大学)より「mRNA封入脂質ナノ粒子を用いたマラリアワクチン開発研究」と題して、脂質ナノ粒子開発からマラリアワクチンまでの展開ついてご発表がなされました。
次に、特別講演として、落谷孝広先生(東京医科大学)より「細胞外小胞による遺伝情報の水平伝達の役割」と題して、細胞外小胞の驚くべき機能にまつわる最先端の知見についてご講演をいただきました。
依頼講演としては、6名の新進気鋭の先生方にご登壇をいただき、各々の研究成果の最新知見を御発表いただきました(望月慎一先生(A01-1班・北九州市立大学)、畠山浩人先生(A02班公募研究・千葉大学)、小山義之先生(小原病院研究所)、内田智士先生(東京医科歯科大学)、金沢貴憲先生(徳島大学)、向井英史先生(長崎大学))。
一般講演では学生および若手を中心として様々な発表がなされました。
今後、本シンポジウムで得た知見や議論が、領域の研究推進に貢献することを期待しております。
文責:山吉麻子