令和6年12月3日〜5日、第53回日本免疫学会学術集会が出島メッセ長崎にて開催され、12月4日(水)学術変革領域A「物質共生」の協賛で、「Material symbiosis: From immune regulation to emerging modality」と題してシンポジウムを開催しました。
日本免疫学会は、免疫学を専門とする研究者が一同に集まる一大イベントであり、免疫現象の謎に対して核心に迫る研究成果が議論される場として中心的な役割を果たしています。本学術変革領域では免疫学的な視点の重要性を深く認識しており、共催として本シンポジウムを免疫学会で開催できたことは大変意義のあることと思います。
シンポジウムでは冒頭にオーバービュートークとして山吉代表(東京科学大学)より本シンポジウムの趣旨が説明され、続いて本領域3名を含む、計5名の講演が行われました。招待講演として、核酸免疫研究で顕著な業績のあるボン大学(ドイツ)のGunther Hartmann教授、南方科技大学(中国)のWen Zhou博士にご講演を頂きました。本領域からは森健准教授(A03・九州大学)、神谷由紀子教授(A02・神戸薬科大学)、植畑拓也(A02・京都大学)が登壇しました。
本領域研究の公開の場として多くの研究者と交流できる機会となり、質疑応答も活発に行われ大変有意義な会となりました。本シンポジウムでの交流で得られた知見や議論が今後の領域研究に貢献することが期待されます。
(文責:京都大学 植畑拓也)