2024年度べん毛研究交流会
Flagella Meeting 2024
開催期間:2025年3月6日~3月8日
開催場所:小倉リーセントホテル(福岡県北九州市小倉北区大門1丁目1−17)
発表件数:招待講演 3件(海外)
一般口頭発表 26件
参加人数:55名(国内52名、海外3名)
招待講演者
1. Chien-Jung Lo (Academia Sinica)
2. Jun Liu (Yale University)
3. Shoichi Tachiyama (Yale University)
会議URL:http://bunshi4.bio.nagoya-u.ac.jp/~flameet/24flameet.html
本会議は、細菌べん毛の特徴を捕らえ、べん毛とその関連分野の研究者が国内外から集まることで、生命としてのべん毛研究を発展させようとするものです。細菌は菌体外に作った細いらせんのスクリューを回転させて推進力を作り、運動をします。細菌は、ただべん毛をやみくもに回転させているわけではなく、環境の変化を感じ取り、べん毛基部に存在するモーターの回転方向を制御することで、よりよい場所に移動することができます。べん毛は、生命科学の重要な問題を内包し、かつ、非常に単純な原核生物であるが故に、分子レベルの解析あるいは物理的な解析が可能です。
本会議では、細菌べん毛の構造解析、細菌の運動特性、モータータンパク質の機能、走化性受容体のリガンド認識機構、数理モデルによるシミュレーションなど、当該分野の最新の研究成果が報告されました。今回のべん毛研究交流会は、計55人の研究者・学生が参加し、活発な議論と新たな知見の共有が行われました。今回の成功を踏まえ、次回2025年度は、台湾での開催が決定しました。