令和6年度科研費助成事業のひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI「身近な水溶性高分子のひみつ」(課題番号: 24HT0138)を、領域共催として令和6年8月24日(土)に兵庫県立大学の姫路工学キャンパスで開催しました。
参加者の中学生8名、高校生3名に対して、午前中に講義、午後に実験と大学生との交流というプログラムで実施しました。
午前中の講義では、物質共生での研究内容を含む科研費の仕組みと、研究内容について説明しました。また、界面活性剤、高分子合成、高分子ミセルなどについて、簡単な演示実験を示しながら説明しました。午後の実験は、界面活性剤に関する実験と、高分子合成に関する実験を行ってもらいました。留学生など2名の外国人を含む6名の大学生と大学院生に実験のサポートを行ってもらいました。実験を手伝ってもらった大学生と大学院生からは、自分の現在の研究内容や、なぜ理系の道を選択したのかなどについてスピーチを行ってもらいました。これらのスピーチの内容は、参加していただいた中高生が、将来理系の道に進むための参考にしてもらえると思います。イベントの最後には未来博士号の授与式を行い、無事に終了しました。
アンケートでは、「実験が楽しかった」、「大学生に教えてもらいながら実験を行えて、化学について良く学べた」、「DDSと高分子に興味がわいた」、「高分子ミセルの魅力や、利用方法がよくわかった。実験もできて非常に楽しかった」など概ね良好な意見をいただけました。また保護者に対するアンケートでは、将来の進路の選択の幅が広がったという回答が多かったです。